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ストレングスファインダー(2017/04/23)

ストレングスファインダーの新版が出たということで前回から2年ぶりに挑戦してみた。

 

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変更点

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新版になってフィードバックがより丁寧になり、下記がレポーティングされるようになりました。

・強みのインサイトガイド
 個人別の強みのインサイトをお読みください。

・強みのインサイトと行動計画ガイド
 強みを活用する方法と強みに基づいた行動計画の作成方法を学習します。

・上位5つと34すべて(※追加の料金が必要?)

・行動計画ツール
 個人別の強みに基づいた行動計画を作成します。

 

このうち、行動計画に関するものはかなり具体的になっていて、示唆がありました。これだけで買った価値があったと思います。

 

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ストレングスファインダー(2017/04/23)

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ここからは自分の上位5項目。3回目のトライにして内省が初登場1位に、逆に5年前は1位だった原点思考がランキング外にと微妙に入り繰りがありました。変わるところ、変わらぬところ、定点観測すると見えてくるものがあるなぁと思います。

 

1.内省(New

2.学習欲(前回1位、前々回2位)

3.最上志向(前回2位)

4.着想(前回ランク外、前々回3位)

5.収集心(前回5位、前々回5位)

 

ランク外

個別化(前回3位)

原点思考(前回4位、前々回1位)

 

 

1.内省(New

あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいはほかの人の感情を理解しようとしているのかもしれません。何に集中しているかは、あなたのほかの強みによるでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定まっていない可能性もあります。「内省」の資質は、あなたが何を考えているかというところまで影響するわけではありません。単に、あなたは考えることが好きだということを意味しているだけです。あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。なぜなら、独りでいる時間は、黙想し内省するための時間だからです。あなたは内省的です。ある意味で、あなたは自分自身の最良の伴侶です。あなたは自分自身にいろいろな質問を投げ掛け、自分でそれぞれの回答がどうであるかを検討します。この内省作業により、あなたは実際に行っていることと頭の中で考えて検討したことと比べた時、若干不満を覚えるかもしれません。あるいはこの内省作業は、その日の出来事や、予定している人との会話などといったような、より現実的な事柄に向かうかもしれません。それがどの方向にあなたを導くにしても、この頭の中でのやりとりはあなたの人生で変わらぬもののひとつです。

 

2.学習欲(前回2位、前々回1位)

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得するにつれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。あなたの意欲の高まりは、あなたに社会人学習――外国語、ヨガ、大学院など――への参加を促すようになります。それは、短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

 

3.最上志向(前回2位)

優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みはあなたを魅了します。真珠を追い求めるダイバーのように、あなたは強みを示す明らかな徴候を探し求めます。生まれついての優秀さ、飲み込みの速さ、一気に上達した技能――これらがわずかでも見えることは、強みがあるかもしれないことを示す手がかりになります。そして一旦強みを発見すると、あなたはそれを伸ばし、磨きをかけ、優秀さへ高めずにはいられません。あなたは真珠を光り輝くまで磨くのです。このように、この自然に長所を見分ける力は、他の人から人を区別していると見られるかもしれません。あなたはあなたの強みを高く評価してくれる人たちと一緒に過ごすことを選びます。同じように、自分の強みを発見しそれを伸ばしてきたと思われる人たちに惹かれます。あなたは、あなたを型にはめて、弱点を克服させようとする人々を避ける傾向があります。あなたは自分の弱みを嘆きながら人生を送りたくありません。それよりも、持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。その方が楽しく、実りも多いのです。そして意外なことに、その方がもっと大変なのです。

 

4.着想(前回ランク外、前々回3位)

あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか?着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。他の人たちはあなたのことを、創造的とか独創的とか、あるいは概念的とか、知的とさえ名付けるかもしれません。おそらく、どれもあてはまるかもしれません。どれもあてはまらないかもしれません。確実なのは、着想はあなたにとってスリルがあるということです。そしてほとんど毎日そうであれば、あなたは幸せなのです。

 

5.収集心(前回5位、前々回5位)

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を惹かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるのでしょうか?保管する時点では、何時または何故あなたがそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っているというのでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう。

 

 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

 

 

 

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第1弾「はてなブロガーに5つの質問」

1. はてなブログを始めたきっかけは何ですか?

前職の仕事は書くこと、表現することでした。そんなこんなでアウトプットを続けていたら自らについても色々残したくなったのがきっかけです。

2.ブログ名の由来を教えて!

サッカー用語からの引用です。ボールに触れている時間をon the ball、そうでない時間をoff the ballといいます。1試合90分で両チーム全員(22名)が等しくボールに触れる
とすると、on the ballの時間は一人あたり4分ちょっとしかありません。「ボールのないところ、人の目につきづらいところで何をするかが大事」 ということでこのブログ名にしました。

3.自分のブログで一番オススメの記事

 次のエントリーです!

4.はてなブログを書いていて良かったこと・気づいたこと

 はてなブログに限らず、自らの思いを形に残すというのはデトックス効果大きいです。振り返りなくして、成長もないですし。個人的なエントリー中心ですが、それに対し、全く知らない人からフィードバックがあるととても嬉しいです。

5.はてなブログに一言

サービスの継続、よろしくお願いいたします!

 

気持ちの持ち方

Jリーグのチャンピオンシップは年間勝点1位の広島が、見事1勝1分で年間チャンピオンの座に輝いた。

さて、その準決勝で解説の岡ちゃんの「勝負に臨む際の気持ちの持ち方について」のコメントが印象的だったので、ここに記しておきたい。以下はその意訳。

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「何くそ」「負けたくない」というブラックパワーは短期的には効く。しかし、体を固くするというデメリットもある。
勝ち続けるためには「勝ちたいんだ」「勝つのが好きなんだ」というポジティブパワーを持つことが重要。
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ここからは自分の話。今年の夏は自分の部署から、従来のエースプレイヤーがいろーんな理由により、他部署へと異動となった。「●さんがいなくなったから、と言わせないようにしよう」というのがマネージャーとの合言葉になっていた。まさしく、ブラックパワーであるwそれから半年近く、気が付くと●さんに対する対抗心のようなものは目の前から消え去っていた。岡ちゃんのコメントを聞いて久々に思いだしたくらい。

おかげさまで近頃の自分の仕事は、高く評価してもらってるみたいだ。自分が最近考えていることといえば「なすべきことは何か?」ということだけ。●さんに対抗しようなどと肩肘はらず、自分にとって当たり前の仕事を淡々とこなしてるだけ。それを評価してもらってるってことは実にラッキーなこと。伊丹敬之さんは『経営を見る眼』の中で、「当たり前スタンダード」という言葉を使っていたけど、自分の当たり前の方向性が会社・組織・チームのそれと同期度合いが大きいというのは、極めてラッキーなことだと思う。

・・・まとまらない文章だけど、これにて終わりにw

ストレングスファインダー(2015/05/31)

ストレングスファインダーを3年ぶりにやってみた。結果は下記の通り、5項目のうち、2つが入れ替わってた。

前回テストを受けた動機は、部署異動にあたり自分の強みを明らかにしたかったこと。働き方も個人主導からチームとしてのものに変化したのだけど、それに合わせて自分の強みが変化したのはポジティブに考えていいんじゃないかなと思う。

1(2):学習欲
2(New):最上志向
3(New):個別化
4(1):原点思考
5(5):収集心

外(3):着想
外(4):戦略性

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1. 学習欲(前回:2)

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得するにつれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。あなたの意欲の高まりは、あなたに社会人学習――外国語、ヨガ、大学院など――への参加を促すようになります。それは、短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

2.最上志向(New

優秀であること、平均ではなく。これがあなたの基準です。平均以下の何かを平均より少し上に引き上げるには大変な努力を要し、あなたはそこに全く意味を見出しません。平均以上の何かを最高のものに高めるのも、同じように多大な努力を必要としますが、はるかに胸躍ります。自分自身のものか他の人のものかに関わらず、強みはあなたを魅了します。真珠を追い求めるダイバーのように、あなたは強みを示す明らかな徴候を探し求めます。生まれついての優秀さ、飲み込みの速さ、一気に上達した技能――これらがわずかでも見えることは、強みがあるかもしれないことを示す手がかりになります。そして一旦強みを発見すると、あなたはそれを伸ばし、磨きをかけ、優秀さへ高めずにはいられません。あなたは真珠を光り輝くまで磨くのです。このように、この自然に長所を見分ける力は、他の人から人を区別していると見られるかもしれません。あなたはあなたの強みを高く評価してくれる人たちと一緒に過ごすことを選びます。同じように、自分の強みを発見しそれを伸ばしてきたと思われる人たちに惹かれます。あなたは、あなたを型にはめて、弱点を克服させようとする人々を避ける傾向があります。あなたは自分の弱みを嘆きながら人生を送りたくありません。それよりも、持って生まれた天賦の才能を最大限に利用したいと考えます。その方が楽しく、実りも多いのです。そして意外なことに、その方がもっと大変なのです。

3.個別化(New

あなたは個別化という資質により、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。あなたは一人ひとりの何が特別でどこが個性的なのかを覆い隠したくないので、人を一般化したり、あるいは類型化することに我慢できません。むしろ、個人個人の違いに注目します。あなたは本能的にそれぞれの人の性格、動機、考え方、関係の築き方を観察しています。あなたはそれぞれの人生における、その人にしかない物語を理解します。この資質によって、あなたは、あなたの友達にぴったりの誕生日プレゼントを選んだり、ある人は人前で誉められることを好み別の人はそれを嫌うことを分かったり、一から十まで説明して欲しい人と、一を示せば十を知る人とに合わせて、教え方を調整できたりするのです。あなたは他の人の強みをとても鋭く観察する人なので、一人ひとりの最も良いところを引き出すことができます。この個別化という資質は、あなたが生産性の高いチームを作ることにも役立ちます。完璧なチームを作りに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、あなたは優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを充分にできるような、強みに基づく配役である、ということを本能的に知っています。

4.原点思考(前回:1)

あなたは過去を振り返ります。そこに答えがあるから過去を振り返ります。現在を理解するために、過去を振り返ります。あなたの見方からすると、現在は不安定で、訳の分からない喧騒が入り乱れています。現在が安定を取り戻すには、過ぎ去った時――すなわち計画が立てられたとき――に心を向けてみる以外方法はありません。過去は今より分かりやすく、計画の基礎が築かれたときです。振り返ると、計画の原型が現れるのが見えてきます。そしてあなたは、初めの意図が何であったのかを知ります。この原型、あるいは意図はあまりにも飾り立てられてしまって、本来の姿がほとんど認識できなくなっていますが、この原点思考という資質によって、これらが再び現れます。このようにして原型や意図を理解することは、あなたに自信を与えます。あなたは元々の考え方を知っているので、もはや方向を見失うことなく、より適切な判断を下すことができます。仲間や同僚がどのようにして今のようになったかを知っているので、あなたはより一層彼らの良きパートナーとなります。過去に蒔かれた種を理解しているために、あなたは自然に将来をよく見通すことができるようになります。初対面の人や新しい状況に直面すると、自分をそれに適応させるのにある程度の時間を必要とするでしょうが、その時間を取ることを心掛けなければなりません。あなたは原型が表面に浮かび上がるような質問が必ずできなければなりません。なぜならば状況がどうであれ、過去の原型を見たことがなければ、あなたの決断に自信が持てないことになるからです。

5.収集心(前回:5)

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるのでしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなたがそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っているでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう。

 

「折り合いをつける」ということ

競馬用語に「折り合いをつける」というのがある。

競走馬は調教され、気性を矯正されレースに臨むわけだが、競走馬の気性が先行し、騎手のコントロールを離れ、自由気ままに行こうとしてしまうことがある。この行きたがる状態が全面に出ている状態を「かかっている」という。大前提として、騎手は「かかっている」状態にしないことが望ましい。しかし、競走馬は生き物であり、そう簡単にコントロールできるものではない。

「かかっている」競走馬とそれを押さえつけようとする騎手。この競走馬と騎手が喧嘩している状態を「折り合いがついていない」という。はたして、競走馬のエネルギーは摩耗し、レースという勝負からは脱落である。名手といわれる騎手は「かかっている」馬をあえて抑えこもうとせず、ある程度自由に行かせてやるのである(あくまでBプランではあるが)。そうすることで競走馬も平常心を取り戻し、エネルギーのロスを最小化できるのである。

一般的なところの「折り合いをつける」というのが、妥協点を見つけるというような意味合いだとすると、競馬用語の「折り合いをつける」はもっと幅のある表現だといえそう。

この相違の要因はなにか?「競走馬=感情、騎手=理性」と考えるとよい。一般用語の場合、感情は理性の下位概念として位置付けられ、理性にてコントロールされるべきものとして扱われている。一方、競馬用語の方においては、感情・理性はフラットな関係といえよう、いやむしろ感情の方が優位といえるのかもしれない。

「折り合いをつける」、味わいのある表現だと思う。そんな僕は最近すっかりかかり気味なわけだがw理性という手綱を通じて、うまく折り合いを付けたい。あらゆるレースに勝ち負けするにはまずそこからだ(この「勝ち負け」というのも好きな表現の一つだ)。

【J1】150307_ガンバ大阪vsFC東京@万博

セルフジャッジ&誤審の合わせ技による前半ATの失点、後半早々のPKと昨年後半であれば完全に負けパターン。アウェイ参戦予定も雨予報ということでチケット握りしめTV観戦していましたが「正直行かなくて良かった・・・」などと思ってしまいました(ゴメンナサイ)。

 そんな劣勢の中でも、チームは戦う意思を全く失ってはいませんでした。その先陣となったのはJ2武者修行から帰ってきた林。トップ下の河野に替えてFWとして投入されると、前線から積極果敢なチェイシングを敢行、GK東口へのボールをカットしたあたりからチームの雰囲気が大きく変わったように感じます(その後、カメラが林の姿を抜いた時にはその眼光の鋭さに正直しびれました!)。

 2-2の引き分けに持ち込めたのは、第三者的には武藤さまさまといったところでしょう。同い年である宇佐美との対比もあり、Jリーグ関係者も喜んでるはずです。しかし、個人的に好感したのは前述した林、そして後半開始から投入された丸山といったJ2武者修行組の活躍。そして彼らを躊躇なく投入したマッシモ監督の采配を改めて評価したいと思います!


【J1採点&寸評】G大阪×FC東京|武藤が殊勲の2ゴール! | サッカーダイジェストWeb

 東の6.5は納得いかんw

 

「"ムービング・フットボール"は、「感動させる」ということ」- 城福浩(ヴァンフォーレ甲府監督)

 

――FC東京の監督時代に掲げていた"ムービング・フットボール"とは、選手も異なりますから完成形も異なってくるのですか?

 どうしても「人とボールが動く」という言い方が先行してしまいますが、それより先、一番にあるのは、「感動させる」ということ。見ている人を感動させるには選手が楽しまなければならないという論法なのですが、結局選手が楽しいのは何かというと、「成長を感じている」ことだと思います。自分自身やチームが「強くなっている」とか「上手くなっている」ということを感じられる集団かどうか?「到達点がどこ」という言い方よりも、FC東京FC東京なりの、甲府甲府なりの成長を感じられるような集団になること。もちろん、つまずく時もあるかもしれませんが、トータルで考えた時に「オレら成長したよね」と思えることがムービング・フットボールの一番の基本です。イコールでそれがお客さんを感動させることにつながるとおもっています。「人とボールが動く」というのは、「兼ねていますけど」くらいの話ですね。

 

――選手の成長とJ1昇格は違う意味になるのですか?

 すべての試合で結果が約束されないなかで、成長を信じることや感じられることを大事にしたい。結果だけで成長を実感できる集団にはならないようにしています。そうは言っても、結果はすごく大事な要素です。成長を感じられたから昇格しなくていいというわけでは決してない。ただ、成長なくして昇格はありません。「昇格できるなら何でもいい」と言うなら、逆に「そんな近道はあるの?」という話になってくる。僕は個人やチームの成長なしに近道はないと思っています。「誰が成長させてくれるの?」と言ったら我々や選手自身で成長するしかない。そういうふうにナビゲートするしかないですし、誰も何も助けてはくれない。自分たちで勝ち取ったときこそ本当に楽しいと思える。そしてそれが感動を与えると思います。U-17日本代表やFC東京のときの成功体験は僕の中にあります。でも、「二度と同じ轍は踏まない」と思う経験もあります。それをうまくミックスさせていきたい。なぜうまくいかないときがあったのかは、自分の中で分析はできています。その経験をしっかり生かせればいいなと思っています。

 

――昨年、第三者として一番学んだものは何だったのですか?

 現場に勝ることはない。そして、一年間やった結果、自分は評価するよりも評価される人間でいたいと感じた一年でした。コラム・評論では「あの選手が良い、悪い」とか「あの采配が良い、悪い」ではなく、「なぜ、あの采配はこうだったのか?」とか「このゲームをどう見たか?」という評論をしていました。僕は評価する人間ではないと思っていましたし、現場に戻りたい人間でした。
 もう一つは色んなカテゴリーの試合を見られたことです。現場だとJ2にいたら結局ほとんどJ2ばかりを見ることになります。昨季、色んなカテゴリーやリーグを見させてもらえたのは、今までになかったことです。また、色んなライターの方達と話したときに「物を書く人はこういう風にみているんだ」と感じることができました。例えば、バルセロナの本を書いている人は「統計学的な感じでこういう風に見ているんだ」と思えたことがすごく新鮮で面白かった。現場だけだったらそういう会話はないですし、感じられなかったと思います。

 

――現場への思いは日に日に強くなっていったのですか?

 現場に戻るための一年でもありましたし、今年は甲府ではなくともどこかで監督をやったと思います。その一年を過ごすために、昨年はラクに過ごしたくありませんでした。よく聞かれる「リハビリがつらい選手ほど早く復帰する」というのと一緒です。解説もそうですが、メルマガやコラムもまさにチャレンジ以外の何物でもありませんでした。自分の力量ではやり過ぎだったのですが、あらためて「物を書く人はすごいな」と思えたりもしました。「よくノイローゼにならないな」とw。違う立場で「もうやりたくないと思える一年にして過ごそう」と敢えて決めました。最後は本当にそう思いましたけれどw。毎週締め切りが迫ってくるのは「もう無理」だと思いましたね。自分は書かれる方にいたいと強く思いました。少なくともサッカー界に関わっている人の見聞は広がりましたし、大変さが分かっただけに、自分のいるべき場所を感じることができたのは良かったです。

 

――もう当分は現場で過ごしたいと?

 もちろん、これは需要と供給の世界なので。ただ、このクラブも他のクラブもそうですが、託された期間で何かを変えられないと、こういう仕事はやり続けられないと僕は思っています。もちろん、勝つことを目標にしますし、勝ち続けることができたらノーベル賞をもらえますよ。プレッシャーもありますが、"変える"ことを続けることが自分の成長になります。何よりも"変える"ということは、選手を変えることにもなります。そうやって微力ながら日本のサッカーに貢献できていると思える瞬間があるならば、こんな嬉しいことはない。選手を変えるということが一番そう感じることだと思います。ましてやこのクラブは、ゼロ円提示を受けた選手もいれば、ゼロ円提示ではなくても「他のクラブから話があれば」と言われた選手もいると思います。彼らのリバウンドメンタリティーが一番大切なんです。だからこそ彼らを変える手伝いができたら、こんなに嬉しいことはない。おそらく、それが僕は甲府の監督を引き受けた一番の理由かもしれない。

 

――FC東京ではエリート集団を率いていました。その違いもあるのでは?

 例えば、浦和や横浜FM、名古屋といった大都市かつ大企業に支えられたクラブは、人気もあれば企業のサポートや施設もあります。ただ、大きなクラブであればあるほど、そのクラブに所属することで満足感を得られてしまうという難しさがあると思うんです。甲府はビッグクラブほどの潤沢な資金や環境はありませんが、飢餓感や「このままで終わらない」という思いはものすごく強いです。U-17日本代表やFC東京の監督をやらせてもらってきた中で、甲府のような環境で新たな選手たちとできるのはすごく魅力的でした。僕の中で"リターン"は条件ではないんです。ビッククラブでも地方クラブでも種類は違えどリスクはあります。"リターン"は一般的には条件と思われがちですが、監督のオファーが混沌とした中で最後に僕が考えて思ったのは、彼らとともにもう一度高みを目指すということ。それを成し得たときには僕の指導者人生のなかでも、ものすごく大きな"リターン"になると思いました。"リターン"は条件だけではないというのは、以前の自分のなかの経験でよく分かったことでもありました。そして、今自分に必要なことが甲府に感じられました。

 

――甲府の選手たちの飢餓感があれば成長しそうです。

 甲府にもともといた選手も新しく入ってきた選手も、悔しい思いをしたからここいいると思うんです。そういう集団であることを大事にしたい。それと、昨季は「すごく守備を重視した」という声も聞こえましたが、昨季の監督がどうしたのか僕は分からない。だけども選手のなかに、新たに守備を学んだことで攻撃に対する飢餓感とプレーヤーとしての飢餓感が芽生えたのかもしれない。それはまさにチームの積み上げです。昨季があったからこその今がある。今までのチームが積み上げてきたものを僕がちゃぶ台返しするつもりはまったくない。「どういうことをやったの?」と細かくは聞きませんが、選手の中に埋め込まれたことや感じてきた地層のようなものがあって、それがあっての今の取り組みだし、今の飢餓感がある。そういう意味では、積み上げてきた過去は大事にしたい。それを踏まえた上で何を伝えれば選手たちの耳に響くのかは意識しています。

 

 ――その中で城福監督のカラーを出していく?

 僕が前面に出る必要はない。個人やチームが変わるお手伝いができればいいと思っています。もう一つ、今の日本のサッカーでは3分の2がプロビンチアかもしれませんが、これから先に増えていくクラブは全部がプロビンチアになります。5分の4や10分の9がプロビンチアのクラブとなる中で、その象徴になるのは日本のサッカー界にとって本当に大きな仕事だと思います。どれだけ時間がかかるか分からないですけど、自分が関与できたら僕にとってこんなに嬉しいことはないですし、日本のサッカー界にとっても小さな仕事ではないと思っています。

 

 ――現実問題として予算の問題はあると思います。予算を上げつつ挑戦するのか、現状で挑戦するのか?

 我々は条件を勝ち取っていく集団であって、条件を与えられてやる集団ではない。高みを目指して色んな条件を勝ち取っていく。それこそ甲府は徐々に環境が良くなってきたとはいえ、専用の練習場もないわけです。明日には違う団体がくるわけだから自分の荷物を置いておけない。それはメディカルや選手、我々スタッフにしてもかなりの負担です。ですから、専用の練習場など条件をちょっとでも勝ち取っていく。クラブハウスも自分のロッカールームも持っているクラブチームになりたいですし、勝ち取ってのがプロビンチアだと思います。その結果、「あのクラブでさえ、あれだけ最終的に勝ち取れたんだからオレらもやれるぜ」と思ってくる全国のプロビンチアの象徴になりたい。一度、クラブの存続が危うくなったのを今は黒字経営にしているのが甲府の一つの象徴でもありますが、さらにもう一つ上の象徴になりたい。「色んなものをチームが勝ち取っていったんだ」と。もちろん、これまでの努力があって練習場も良くなっているのですが、もっと大企業クラブ並みの、裕福ではないけれど、選手たちにとって、地元の人たちにとって誇れるクラブになりたい。「こういう感じで行政が動いたんだ」という事実は、ほかのプロビンチアからするとものすごく勇気づけられ、いい事例になるとおもいます。甲府はこれまでもやってきたと思うし、これからさらに上のレベルでやっていける余地があるクラブだと思っています。何よりもこのクラブはクリーンです。あるものはありますし、ないものはないんですよ。その中で掴み取っていくことにやりがいがある。そういう"リターン"はすごくあります。

 

 ――甲府はスタッフも多くはありません。

 広報も一人しかいませんし、主務もいくつもの仕事をしていますその他のスタッフも兼務が当たり前。自分で動くし、自分で決断するという意味では、本当に最小限です。それはすごくいいなと思います。だからこそ、ボランティアの方に協力してもらわないとでしないことも多いだろうし、県民に支えられないとできないこともいっぱいある。本来あるべき姿を見るような気もします。もちろん県民性もそうだし選手もそうですけど、クラブのスタッフを見ていても「この人たちを喜ばせてあげたい」と思いますね。

 

 

 出所:エルゴラッソ2012/02/10発売号